奥武島(おうじま)の宿  
那覇から30分ほどで行ける本島の東側にある奥武島。
車で渡れる小さな島です。
歩いてすぐ一周できるくらいの島ですが、海人(うみんちゅ)の島=漁師の島として有名です。
島の特産物はもずく。つまり海がとてもキレイ。
船着場の下をちょっと覗いただけでも鮮やかな魚が見えます。
この写真船着き場の上から撮ったもの。
実にのんびりとした島で、少年たちがただ海で遊び続けています。
ここは、奥武島に渡る橋の手前にある果物市場。
キャーキャー言いたくなるほど豊富な果物たち。
果物市場のテラスもこんなにキレイだったりします。
ハーリーという沖縄のレースのための船。この船のことをサバニといいます。
奥武島人は強いらしい。
この役者。3ケ月前に別の演目のポスター見ました。
演目が違ってもまったく同じレイアウト。
何度みてもインパクトあります。
奥武島といえば、まずは新鮮な刺身。
食堂の昼定食を楽しみにして来ました。
沖縄独特のお魚図鑑も一緒になったメニュー。
私たちの知らないお魚がいっぱいです。
凍ってるかと思うくらい冷えて出てきたビール♪
おじい自慢の♪オリオンビール♪生〜〜〜! グラスもオリオン♪
こーんな刺身定食で1000円よっ!その上見るからに新鮮。
後ろのスープは魚汁=イユ汁 魚まるごと入れてしっかりダシの出た沖縄漁師島の味噌汁です。
沖縄のもずく・・特に奥武島のもずくは有名です。
どんぶりいっぱい・・・400円ーー!
奥武島のもうひとつの有名な食べ物がてんぷら。
中本鮮魚店、みんな並んでてんぷら買ってる。
沖縄のてんぷらというのは・・・衣がむちゃくちゃ厚いのです。
しっかり味もついていて、おやつ代わりに皆立ち食いする沖縄ではファストフード。
これは、もずくのてんぷら。絶品。
15cmほどもあるイカのてんぷら。これもまたウマイ。
でも沖縄てんぷら夢中になって食べるとお腹いっぱいになってしまう。
島の住宅はすべてこんな感じ。海風にさらされてどれも年季の入ったコンクリ姿です。
「車はそこに停めておいてイイですよ〜」と言われるものの、これじゃ二度と別の車は横を通れないんですが・・・。「いいの、いいの、もう通らないから〜」

私有道じゃないんですけど・・・・
奥武島の食堂は夜は7時くらいで閉まってします。
でもこの軽食の店は遅くまで開いているから、地元の人たちが夜呑むのもこの店。
ケーーショク・・・より軽い感じを出しているのでしょうか?
でもなかなかウマイ店です。ビールにちょうど良いポーク卵。
沖縄そばや焼きそばとかもちゃんとつくってくれる。
夕暮れになると島の人たちが涼みに海に集まってくる。
ただ海に向かっておしやべりしてるだけ。
なつかしいモノに乗った子供が通りすぎ。
奥武島の子供たちはホントに元気。
昔の・・自分たちが子供のころの姿を思い出すような子供たち。
さてさて
相方がどうしても泊まりたいと言った「民宿おおじま」
ここも沖縄フリークに有名な宿です。なんと素泊まり2000円の宿。
でも私は最初はかなりビビッた。自宅の3階を宿にしているけれど、建物は年季が入りすぎ・・・。
長く生きてきましたが、こんな宿初めて泊まりました・・。

それでも海の見える部屋はとても良い風が通ります。
民宿おおじまの話題の朝ごはん。おばちゃんと、赤ん坊おぶった娘さんが作ってくれる。
なんか親戚の家にいるみたい。島中の子供たちが集まって宿題の工作してるし・・・宿らしくないこの宿が、人気の宿だという理由が少しずつわかってきました。
部屋から見える景色。
陽が暮れかかり、いっそう島は静かになっていきます。
部屋から見える夕焼け。

1階からピアノの音が聞こえてきました・・ショパンです。
家族で来ている常連客の少年が、宿のピアノを弾いているのだそう。
すごく巧い・・・どんな客が来ているの?奥深い宿です。
民宿おおじま朝7時、屋上のスピーカーから大音量の童謡が流れて、びっくりして目が覚めます。
「チックタック チックタック ボーンボーン!」一度聞いたら忘れられないインパクトです。

造られたリゾートと違う癒され感。何種類もの鳥の声が朝な夕なに聞こえてきます。親戚の家に泊まりにきたような、懐かしい昔の夏休みを思い出させる宿でした。
それがリピーターを呼んでいるのだね・・・なるほどね。
民宿おおじま