レース中のヨット
相方が所属しているヨットチームが鹿児島のレースにエントリー。
その応援に一人で鹿児島へ向かいます。
クルーは事前に九州までヨット運んだり、車で行ったりで大変ですが私はお気楽な1時間半の空の旅。
鹿児島空港から市内まで空港バスで約1時間。

鹿児島市は今も路面電車を残した良い街です。
次世代型交通として注目されながら全国でも消えつつある中、この街は頑張ってくれてます。
南九州最大の繁華街「天文館」商店街のアーケード。
これは大正時代からの老舗百貨店山形屋の壁面側で
少し寂しいけれど、実際はかなりしっかりとした賑わいがあって楽しめる商店街です。
天文館の由来は島津家25代目が天体観測を行った館から
ついたものらしい。
天文館からトコトコ歩いて街を散策しました。

薩摩藩だものね。幕末の志士 西郷隆盛の像。
上野の気さくな姿とは違って、ふるさとでは陸軍大将の立派な制服姿の大きな像です。
市内観光周遊バス 「鹿児島シティビュー」
一日券600円で市内名所を廻っていますが、一方向の周遊なので見学順位をバスの進行とあわせて乗らないと不便。
鹿児島の繁華街と港は隣り合わせで歩いていけます。
当然、ウォーターフロント開発にも力を入れているようで、ここは
2005年オープンしたての複合商業施設「ドルフィンポート」。

街からこんなに海が近いなんて羨ましいです。キレイだし。
鹿児島っていろいろ歩いて回れる規模でとても良い街です。
チームが参加している「火山めぐり ヨットレース」の会場もこのすぐ近くでした。

鹿児島っ子自慢の「錦江湾」と「桜島」です。
キレイですねー。錦江湾にはイルカもいるそうです。
レース日程は桜島の周辺を周る2つのショートレースと、硫黄島まで向かうロングレースの計3レースです。

レース前の準備で忙しいクルー。
チームSAIKIの第1レース出航です。
がんばれー!もちろん優勝狙いです。

応援といっても、陸上ではこれだけしかできない。スタート地点すら沖合いだもんね。
エリカカップみたいに観覧船でも出ればレースの様子も見れるのだけど・・・。
これじゃ、相方の応援なんて口実!と言われて仕方ないのですが、せっかく来たんだから!ね。
みんなが港に帰ってくるまでの間・・私は桜島フェリーで桜島に渡ってみることにしました♪オホホー
桜島まで150円で15分。
車なら周遊する手もあるけど歩きではちょっとこれといって・・・
なので桜島では温泉だけ楽しむつもりで宿の送迎バスに乗せてもらいました。
ふるさと観光ホテルの「海辺の龍神露天風呂」名前のまま!
温泉の中に鳥居がある!

ホテルからエレベーターに乗って海岸際まで降りるのですが、無茶苦茶景色が良いです。お湯は透明、さらりとしてます。
実はこの露天風呂は混浴。
でも神様の前だから、この着物着て温泉に浸かるのです。
背中には”南無観世音大菩薩”の文字が・・キャー大好きだ。こーゆーの!

女一人、それまで客がいなかったので露天風呂でこっそり写真を撮ってたら、男の人に「撮りましょうか?」と言われました。
それはちょっとねーっ、ここ一応風呂場なんだし・・・ご親切にどうも・・・お断りいたしました。
でもね、桜島の露天風呂からヨットレースが見えたのです!

「おーい!皆がんばれーっ 私は風呂入っとるが・・」
桜島から市内に戻り、かつて島津家別邸 名勝「仙巌園」へ。
邸内の調度もステキだし、立派な灯篭も由緒いっぱい。

御殿観覧コースではお抹茶を出してもらえます。
なかなかよいお茶で、茶菓子も島津の復刻菓子らしくとても美味しいものでした。
仙巌園(磯庭園)からの桜島の眺め。
錦江湾を池に見立てるという借景庭園で、国の名勝に指定されています。
明治初年まで700年、南九州を統治した島津家。幕末、島津斉彬は近代化産業を進めるため集成館という工場群を整備して、人の暮らしを豊かにする多くの事業を行ったそうです。
ここはその旧機械工場で資料館になっています。
多忙な斉彬の唯一の楽しみが朝顔だったらしく、ちょうどこの時期「磯の朝顔展」がやってました。
幕末の混乱とはかない朝顔の世話・・・昔の人を想うと本当に風流です。
2年前もレースで来ていた相方が一度食べてみて欲しいと
言っていた「小金太ラーメン」。
角煮が大きくて、おなか一杯になっちゃいました。
このあと、もう一つのはずせないメニュー「しろくま」へ。
指宿温泉へ
第一レースのあと。相方とクルーメンバーの4名で3時ころから指宿の砂風呂へいこうと鹿児島中央駅へ向かいました。

九州新幹線開通を機に九州最大駅ビル施設「アミュプラザ鹿児島」20 04年にオープンしてます。屋上観覧車がシンボル。
指宿までは、快速なのはな号で70分。
鹿児島駅施設と違って電車はかなり渋い。ちなみに、この写真は、帰りに乗った普通電車です。。
指宿駅も渋い、駅のオブジェも渋い。
タクシーで砂むし会館「砂楽」まで。意外に新しい建物です。
浴衣に着替えて(中はスッポンポン)建物の外の海岸側に降ります。そこには100人ほど寝れそうな砂蒸し場があって、順番に
寝ればおばちゃんがパッパッと砂をかけていってくれます。
砂はけっこう重くジワジワと熱くなってきて汗が出てきます。
10分くらいが目安だけど、サウナの弱い私はけっこうフラフラになりました。

←相方は足が出てるけど、これじゃ意味なくないか?
砂蒸し後は館内の温泉で砂を流して、さっぱり。
ふと気づくと、あらまーっすごい景色のいいところじゃん。

薩摩半島の南端なんだもんね。すごくきれいです。
砂蒸し会館のテラスは期待以上の気持ちよさ。
ジョッキー片手に南国リゾート満喫。

さぁ、明日もレース頑張るぞーっ。とビール腹で誓い合うクルー。
セントレアから鹿児島空港へ
鹿児島 天文館
桜島へ
仙厳園
砂むし温泉「砂楽」